「聖徒の日」週報4面

プロテスタント教会では、11月の第1日曜日を「聖徒の日」として守ってきました。
先に天に召された兄弟姉妹を覚えて、主を讃美し、祈りをささげる主日となっています。

教会によっては、この日の礼拝を永眠者記念礼拝あるいは召天者記念礼拝として守り、午後に墓前礼拝を行うところもあるようです。

由来など、ごたごたと書いていますが、興味があればお読みくささい。

以前におりました鳥居坂教会は召天者記念礼拝として主日礼拝をまもっていました。逝去者ご関係の方々が来られるので、いつもの倍、200名以上の方々が集われるという具合でした。
過去の逝去者のお名前を記した逝去者名簿を印刷して皆さんにお渡しし、礼拝後には、その年に召された兄弟姉妹のお名前をお呼びしてご遺族をご紹介し、追悼の時をもっていました。礼拝後にはピロティーに茶菓を用意し、自由に懇談してから解散です。その日にだけお会いする方々が少なくなく、お話をする貴重な機会でもありました。

さて、この「聖徒の日」ですが、カトリック教会の「万霊節All Soul’s Day」(11月2日)に光をあてて、守られるようになりました。
ご存知のように、カトリック教会ではどの日も、だれかの聖人の日とされています。たとえば、2月14日は聖バレンタインの日ですし、12月8日は聖ニコラウス(サンタクロースですね)の日です。その日々の暦の中に、すべての聖人を記念する「諸聖人の日All Saints’ Day」があり、特別な日とされています。11月1日です。余談ですが、その日は、All Hallows’ Dayとも 呼ばれ、最近日本でも賑やかに過ごす人々が増えてきた「ハロウィン」はAll Hallows’ Eveとして、この日と関連づけられてきたのでした。

ところで、その「諸聖人の日」の翌日が「万霊節」です。目立たない一日です。聖人ではなくて、一般の帰天者を記念する日に過ぎないからです。けれども、聖人に執り成しを求める信仰を否定したプロテスタント教会は、この「万霊節」に注目して、その日に近い11月の第1主日を、すべての帰天者をおぼえる「聖徒の日」としたのでした。

「聖徒」とは、聖なるお方(神)のみもとに召し集められた者たちという意味です。それは、聖く、清潔で立派だ、という意味ではありません。人はみな弱さを身に帯びています。壊れやすく、脆く、また、儚いというだけではありません。罪や咎や過ちの中に生きています。その弱い、罪人である人間は、しかし、神さまのご恩寵によって(主イエス・キリストにあって)神のものとされたのでした。神のものとされた者、それが聖徒です。

私たちは聖徒の日に特別なことはしませんが、この日に、天にある兄弟姉妹を覚えて、神さまに栄光を帰したいと思います。

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