棚村重行著「二つの福音は波濤を越えて」を読む

3月の西静分区一泊教師会に棚村重行、惠子両先生をお招きして勉強会をします。そのために重行氏の著書「二つの福音は波濤を越えて」を、昨日、一気に読みました。

日本におけるプロテスタント教会の最初の歴史を、英米のものを含む膨大な資料を読み解いて、再構成しようとするもので、従来、私たちが常識と考えていたものとはいささか違って、複雑な経過をたどっていたことを明らかにしています。書名がそのことを示しています。たいへん興味深いことでした。

私個人としては、近代人の主体性と結びつくアルミニウス主義の、その多様性を丁寧に追いかけておられるところに興味を持ちました。17世紀オランダに端を発する古典的アルミニウス主義、18世紀ウエスレーが代表する伝道的(福音的)な穏健アルミニウス主義、そして、19世紀日本に大きな影響を与えた改革・長老派の伝統の中に生じた急進的なアルミニウス主義(今日、教団の中にある改革長老グループはこれとは違います)、それが明快に論じられていました。近代という時代を受けとめて表現されたキリスト教教理思想です。宗教改革に基づく伝統的なキリスト教理解との相克、それが、日本の教会の歴史に深く刻印されているようです。

この本を土台に、棚村先生のその後の研究にお聞きし、今日のキリスト教会のあり方に光を見いだすことができればと願っています。

1件のコメント

  1. この度タブレットを使うようになりました。日向ぼっこしながら、老眼鏡ナシでも、ぼんやりと…便利です。  元城教会を出してみたら張田先生のブログが~・・・夢中で読みました。嬉しい!((o(^-^)o)) 神様は一人ひとりの信仰生活を守るために色々な方法を用いて下さるのだなと思いました。

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