行く、歩く הלך

Walking people. Lifestyle.

突然ですが、創世記の話です。17章を読むと、アブラム→アブラハム、サライ→サラ、と二人に新しい名前が与えられたと書かれています。

「歯を入れたのがアブラ『ハ』ム、胃『イ』を取ったのがサラ」とは子供向けなぞなぞの答えですが、その先のことを伝えないと片落ちどころか、台無しになってしまいます。

実は、二人とも名前の中に一文字が加えられたのでした。その文字は「ה(へー)」です。アブラムאַבְרָ֑םにそれが加わるとアブラハムאַבְרָהָ֔םに、サライשָׂרָ֑י に加わるとサラ שָׂרָ֖הになります。

さて、このהから始まる重要な言葉がהלך(ハーラフ)です。意味は歩く、あるいは、行くです。17章1節にこう記されています。

アブラムが九十九歳になったとき、主はアブラムに言われた。「わたしは全能の神である。あなたはわたしに従って歩み、全き者になりなさい。」

神がアブラハム、サラという新しい名前をお与えになりました。聖書は、アブラハムについては「多くの国民の父」、サラについては「諸国民の母」とその名の意味を伝えています。それは、共に、神の約束に従って歩み、神と契約によって結ばれたのだから、ということでありましょう。