2018/06/03の週報4面です

神の国を求める

「天国が素晴らしいところだと信じていても、だからといって、自ら命を絶った人は一人もいません。」,Appleの創業者スティーブ・ジョブスの言葉です。入学して半年で退学し、身を置いたのはたった一年半。その母校から招かれて、ある年の卒業式で門出を祝うスピーチをしました。その時の一節です。人生は、与えられている時を辿るのだから精一杯良く生きるようにということでしょう。その通りだと思います。,
ところで、なぜ「一人もいない」のでしょうか。それは、天国は自分で乗込むことはできず、招かれてこそ入るところだからですし、私たちは主にあってすでに天国に結ばれていて、それ故に地上の歩が天国への旅路とされている、からでありましょう。
その旅路について語る、「老いを登る」という言葉があります。老いは坂道ですが下るのではなく登り道。その険しさを私も少しづつ想像できる歳になりました。登ってもたどり着くことなく、しかも、霧に包まれてもいます。しかし、ある登山家の言葉が心に留まりました。濃い霧に包まれている頂に立って語った言葉です。「晴れていたら、ここから見ることができる景色はどんなだろう。きっと素晴らしいことだろう。ワクワクしています。」