三位一体Trinity

教会の暦では聖霊降臨主日の翌週は三位一体主日となっています。聖霊降臨により父と子と聖霊であられる唯一の神が知られることとなるからです。

三位一体(英語ではTrinity)はキリスト教における神のお名前です。そのことが信条として最初に公に表明されたのは紀元4世紀です。二ケア信条と呼ばれています。父と子と聖霊は栄光においても尊厳においても等しく讃美される神であり、混同されず分離されず唯一の神であられる、とその神秘が言い表されました。

このように三位一体は神のお名前です。近頃は平気で三位一体を一つの用語として世俗的な事柄に適用して用いる人がいますが、神のお名前であるということを覚えてうかつに用いることのないようにしたいものです。

なお、関連するニケア信条後のカルケドン信条、アタナシウス信条などが使徒信条と共に基本信条と呼ばれて公同の教会の信仰として受け継がれています。キリスト教とは教会に伝わる三位一体を信じる宗教です。

三位一体を否定してキリスト教を名乗る宗教団体がありますが、それは私共とは異なる宗教です。それらの宗教団体においてはキリストが成し遂げてくださった十字架と復活による救いの御業と執り成しは僅かではあっても不十分とされ、聖霊によって与えられる救いは不確かです。その不足分を補うために人間が積み重ねるべきなんらかの功績功徳が宗教団体によって恣意的に要請されます。それが信者をコントロールする手段として機能しがちです。

主イエス・キリストの恵み、父なる神の愛、聖霊の交わりの内に招かれ、また、遣わされるところの幸いを味わい知りつつ教会生活にあずかり信仰の旅路を共に辿りましょう。